
日本人納骨堂慰霊祭を執り行いました
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日本人納骨堂慰霊祭を執り行いました
9月23日、ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)は秋季日本人納骨堂慰霊祭を開催しました。当日は、在インドネシア日本国大使館、JJC理事長や個人部会長、法人・個人会員ら約24人が参列しました。
日本人納骨堂は1931年(昭和6年)に7人の日本人会有志が発起人となり建立されました。ジャカルタ市内に点在していた「からゆきさん」の遺骨を10年の歳月をかけて集め、安置されたそうです。その後、戦後の混乱の中で荒れ果てた状態に心を痛めた在留邦人有志により、「日本人墓地保存会」が結成され、在留邦人の寄付を得て市内に散在していた遺骨が、再びプタンブラン墓地内の日本人納骨堂におさめられました。
1960年に最初の合同慰霊祭を開催して以来、毎年慰霊祭が執り行われています。すでに65年の歳月が流れていますが、現在、300名弱のお名前が過去帳に記載されています。
日本人納骨堂は、日本人会であるJJCが日本人納骨堂の管理を引き継いでおり、費用の一部は外務省・日本国大使館の補助を受けています。
2025年秋季慰霊祭では、梅木英雄JJC個人部会長による挨拶の後、黙とうを捧げ、毎年日本から当地を訪問している長野県久遠山・延壽院の伊佐滎豐(えいほう)住職が読経し、参列者は故人の冥福を祈りつつ霊前で焼香を行いました。
その後、ジャカルタ市内におけるオランダ軍との交戦で戦死した旧日本陸軍廣安梯隊30名の墓碑があるタナアバン墓碑公園を訪れ、伊佐住職による読経の後、線香を捧げました。
午後は、伊佐住職と大使館及びJJC関係者がインドネシア独立戦争に参加した残留日本兵が眠るカリバタ英雄墓地を訪問し、現在に至る日本とインドネシアの信頼関係の礎となった彼らに敬意を表し、記帳を行いました。
以上