12月18日（木）Jakarta Japan Clubにおいて、インドネシア環境省（Ministry of Environment）より、Director of Waste Reduction and Circular Economy Developmentを務めるAgus Rusli氏をお招きし、約30人程の参加者と意見交換会が開催されました。

当日は、在インドネシア日系企業より、プラスチックごみ削減やリサイクル推進に関するこれまでの具体的な取り組みや成果について報告が行われ、資源循環型社会の実現に向けた日系企業の具体的な活動を報告しました。また、Agus氏からは、インドネシアにおける環境政策の最新動向として、いわゆる「環境省第75号規制」について詳細な説明がなされた。同規制の背景や目的、企業活動への影響、今後求められる対応について解説があり、参加者からは高い関心が寄せられた。

JJCはこの会議を通じて、日系企業による環境配慮型の事業活動と、インドネシア政府が進める循環経済政策との連携を一層深めていく必要性が共有され、今後の協力関係強化に向けた有意義な機会となった。

12月1日（月）にジャカルタジャパンクラブ（JJC）は国際協力機構（JICA）との共催で、「JICAの官民連携の取り組み事例と中小企業向け支援制度、パティンバン港利用のポイントについて」のウェビナーを開催しました。本ウェビナーは合計70名のJJC会員企業とジャカルタ東部エリアの日系工業団地入居企業の皆様よりご参加をいただきました。

ウェビナーでは冒頭、上原JJC東部エリア部会長より開会挨拶を頂いた後、JICAインドネシア事務所の竹田所長より、JICAの事業概要及びニーズ確認調査やビジネス化実証事業（JICABiz）など企業の皆様向けのスキームについてご説明頂きました。その後、JICA角田次長よりパティンバン港開発の全体像についてご紹介頂きました。最後に、パティンバン港コンテナターミナル運営会社PT. Patimban Global Gateway Terminal (PGT)ダイレクターの軽野氏よりパティンバン港のコンテナターミナルについてご紹介頂きました。

JJCでは今後も、会員企業の皆様の知見を広げ、実務に役立つ情報を提供する場として、引き続き多様なセミナーを開催してまいります。

2025年11月28日（金）、JJC東部エリア部会は日本大使館とインド大成工業団地と共催でセミナー及び交流会をKota Bukit Indah工業団地事務所会議室で開催しました。

本セミナーは5月に設立したJJC東部エリア部会の活動の一環として実施しており、今後12月までにかけてジャカルタ東部の5つの日系工業団地で実施する予定です。JJC側からは笠井理事長、上原東部エリア部会長、日本大使館の榎下経済公使、花輪参事官が出席。同工業団地入居企業からは各企業の代表者など、12社15名の方にご参加いただきました。

セミナー冒頭、司会のインド大成牧内社長より式次第の紹介後、笠井理事長より開会挨拶とJJCの活動概要について、上原東部エリア部会長からは東部エリア部会についての紹介をしました。その後、大使館の榎下経済公使より約1時間程インドネシアの政治・経済情勢、日本の官民によるインドネシアへの貢献についての講演をいただきました。セミナー後に参加者全員で交流会を実施し、親交を深めました。

JJC東部エリア部会は引き続き、日系企業・日本人が集まるジャカルタ東部エリアにリーチし、ニーズをくみ上げ、サービスを拡充しながらOne Team Japanとしての強みを発揮できる枠組み作りを目指します。

インドネシア労働省は10月20日、労働大臣規則2025年第8号に基づき、大学卒業生を対象とした「全国インターンシッププログラム（Pemagangan Nasional）」を開始した。本プログラムは最大10万人を対象に、6カ月間のインターンシップを実施し、労働省が運営するプラットフォーム「Maganghub」を通じて運営される。参加者には居住地の最低賃金に相当する生活支援金が支給され、労災保険および死亡保険も付与される。

10月31日には、労働省がJJC会員企業向けにオンライン説明会を開催し、アンワール・サヌシ人材計画・開発庁長官が、企業にとっての利点を挙げ、参加を呼びかけた。

（最下段にある当日の説明資料ご参照、インドネシア語）。

第1期（定員2万人）は10月20日に、第2期（定員8万人）は11月初旬に申請受付が開始され、いずれもすでに募集を終了している。

本プログラムを通じて、大学卒業生は産業界のニーズに即した実践的な就業準備の機会を得ることができ、企業・機関にとっては、優秀な人材へのアクセス、研修コストの効率的な削減、ならびに効果的な採用前選考の手段として活用できることが期待されている。